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脱水症対策 [その他]

ポイント
■脱水症は知らないうちに起きている⇒隠れ脱水
■脱水症を発見する!⇒富士山サイン


 平成28年7月28日、気象庁は関東甲信地方の梅雨明けを発表しました。今年の梅雨は長かったですね。気象庁の発表では、昨年に比べて18日遅い梅雨明けだそうです。
 この季節、私の治療院や出張先デイサービスセンターで話題になるのが「脱水症」です。そこで今回は「脱水症」についてQ&A形式でまとめてみました。

Q1.脱水症と熱中症の違いは?
A.脱水は熱中症の症状の一つです。脱水は、汗をかくことなどにって体に必要な水分や塩分が失われた状態をいいます。熱中症は脱水症と症状はほとんど同じで、それに加えて体温が上がった状態を指します。
 ーイメージー
 脱水症+体温上昇→熱中症

Q2.脱水症の症状は?
A.進行するまで症状が出にくく(隠れ脱水)、放置されることが多いのが特徴です。症状が悪化すると、めまい、立ち眩み、吐き気、こむらがえりなどが起こります。

Q3.脱水症を発見するには?
A.簡単なチェック方法として
富士山サインをみる

 富士山サイン.jpg

図 富士山サイン


 手の甲の皮膚をつまんで離すと、皮膚が富士山のように盛り上がったままで3秒以上、形が元に戻らない。
■舌が渇いている
■親指の爪の先を押して赤みが戻るのが遅い
■脇の下が渇いている
同居者がチェックする方法として
■握手をして手が冷たい

Q4.脱水症にならない対策は?
A.自覚症状がなく知らないうちに起きていることが多ので、日々の暮らしの中での対策が重要となります。
■対策その1 一日8回を目安にこまめな水分補給
 起床時、朝食時、10時頃、昼食時、15時頃、夕食時、入浴前後、就寝時に、コップ6分目の量の水を飲みましょう。
 大切なのはのどが渇いていなくても飲むこと、就寝時と起床時に必ず飲むことです。
■対策その2 バランスのとれた食事
 三大栄養素をバランスよく取りましょう。
 体に必要な水分のうち、半分は食事から摂取しています。残り半分を飲み水から摂取しています。でも、飲み水は尿となってすぐに体の外に出ていきます。その反面、食事はゆっくり体内に吸収されて筋肉となります。筋肉は水分を蓄えるので、バランスの良い食事をとり筋肉を増やすことは、水分を蓄える体をつくることになります。

参考
 一日に必要な水分量 約2,500ml
 食事から摂取する水分量 食事1回分で吸収される水分量約500ml×3回=約1,500ml
 飲み水から補給する水分量 2,500ml-1,500ml=1,000ml

最後に
 ご高齢の方は、のどが渇きにくく、水分の補給を怠りがちです。脱水症には十分に注意しましょう。

 この記事は『BSジャパン 日経プラス10』(2016年7月8日放送)番組内「自覚ない隠れ脱水症の危険」の内容を参考にまとめました。

 最後までお読みいただきありがとうございました。



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